100切りに向けて大切なこと5つ【初心者向けゴルフ上達法】

はじめに
こんにちは!ゴルフブログ「打って、探して、歩んでいく」を運営している「たか」です。
今日は、初心者の大きな目標である スコア100切り について、お話しします。
「100切り」という言葉を初めて聞いたとき、あなたはどう感じましたか?
もしかしたら「そんなの自分には無理だ」と思ったかもしれません。
あるいは「少し練習すればすぐにできるだろう」と思った人もいるでしょう。
しかし実際には、多くのゴルファーが「あとちょっとで届かない」という壁にぶつかります。
練習場では調子が良いのに、コースではOBや池ポチャでスコアを崩してしまう。99が見えてきた途端に力んでしまい、最後の数ホールで大叩きしてしまう。あなたもそんな経験をしていませんか?
安心してください。
100切りは特別な才能やプロ並みの技術がなくても達成できます。
必要なのは ちょっとした考え方の工夫 と 基本の徹底 だけなんです。
この記事では、私が初心者の頃に実感したことや、多くの上級者やプロから学んだことをもとに、100切りに直結する5つのポイントをお伝えします。
すべて「次のラウンドからすぐに試せる内容」です。
では、一緒に100切りへの道を歩んでいきましょう。
全部で 5つの大切なこと に絞っているので、ぜひ一つずつチェックしながら、次のラウンドで試してみてください。
早く100切りしたいなー

大丈夫! 慌てず落ち着いてプレーしよう!

1. アドレスを見直す【方向性の安定がスコアアップのカギ】
初心者が陥る「無意識のズレ」
アドレスでショットの8割が決まる
「スイングが悪いのでは?」と思って悩んでいる初心者は多いですが、実は原因はアドレスにあることが少なくありません。
どれだけ綺麗なスイングをしても、最初の向きがズレていたらボールは狙った場所に飛びません。
特に右打ちの方は無意識に右を向いてしまう傾向が強く、これがスライスや右ラフ行きの原因になっています。
つまり、あなたが「スイングを直さなきゃ」と思っていた悩みは、構えを修正するだけで一気に解決するかもしれないのです。
ありがちな失敗例
- 練習場では真っ直ぐ飛ぶのに、コースに出ると右ばかり
- 目標方向を確認せず、なんとなく構えて打ってしまう
- 「自分は真っ直ぐ向けているはず」と思い込んでいる
これらはすべて「アドレスの確認不足」が原因です。
改善するための具体策
- 練習場での工夫
足元にクラブを置いて、ターゲットラインと平行になっているか確認しましょう。これだけで方向感覚が養われます。 - コースでのルーティン
必ず後方から目標を確認し、そこからアドレスに入る習慣をつけましょう。プロも全員やっています。 - 仲間に頼る
同伴者に「向き合ってる?」と後ろから見てもらうだけでも効果絶大です。
アドレスが整うとメンタルも整う
構えが安定すると気持ちまで落ち着きます。
「自分は正しく構えている」という自信が、余計な力みをなくし、スイングを自然にしてくれるのです。
だからこそ「アドレスで8割が決まる」という言葉があるのです。

2. ボギーをパーだと考える【ゴルフはメンタルが半分】
「欲張り」がスコアを崩す
欲張りがミスを生む
100切りを阻む最大の敵は「欲張り」です。
「ここは絶対パーを取りたい」と思った瞬間に力みが入り、ショットが乱れます。
でも思い出してください。
18ホールすべてをボギーで回れば スコア90。
つまり、パーやバーディを取らなくても100は切れるのです。
ボギーペースの考え方
- パー4は「3オン2パット」でボギー
- パー3は「1オン2パット」でボギー
- パー5は「4オン2パット」でボギー
これを淡々と積み重ねるだけで90。
欲張る必要なんてないんです。
実践チェックリスト
- 「パー4=3オン2パットでOK」と自分に言い聞かせる
- ダブルボギーでも気にしない、すぐに切り替える
- 「トリプル以上を打たない」ことを第一目標にする
メンタルの切り替え術
- OBを打ったら「次は安全に」と即切り替える
- トリプルを叩いても「まだ残りホールがある」と考える
- 他人と比べず「自分のゲーム」に集中する
ゴルフは技術のスポーツに見えて、実はメンタルが半分を占めています。
欲張らず、ボギーペースを基準にするだけでスコアは安定します。

3. ドライバーにこだわらない【刻む勇気がスコアを守る】
初心者の典型的な失敗
- 狭いホールでも無理にドライバーを使ってOB
- 仲間に合わせてついドライバーを選んでしまう
- 飛ばそうとして力み、トップやチョロ
こうしたミス、心当たりはありませんか?
刻む勇気が攻めのゴルフ
たとえば320ヤードのパー4。
- ドライバーで250ヤード → 残り70ヤード(理想だがリスク大)
- 7番アイアンで150ヤード ×2回 → 残り20ヤード(安全で確実)
どちらも結果は「ボギー狙い」。
でも後者の方がリスクが少なく、スコアは安定します。
「刻む=守り」と思うかもしれませんが、実はスコアを作るための攻め方なのです。
実践ポイント
- 狭いホールではユーティリティやアイアンを使う
- ドライバーは広いホールや安全な場面に限定する
- 「飛ばす」より「残す」を意識する
「ドライバーを使わない勇気」。これが100切りへの近道です。

4. 毎回狙いを決めて打つ【“とりあえずショット”をやめる】
狙わないショットは「学び」がない
ゴルフ場に出ると、多くの初心者が「とりあえず打っておこう」と曖昧なショットをします。
でも、それでは何も得られません。
なぜなら「外れた原因」がわからないからです。
たとえば「大体あの辺りへ」と思って打ってOBになった場合、原因が方向性なのか距離感なのか、はっきりしません。
しかし「右のバンカーの左端を狙う」と具体的に設定して打てば、結果が外れたとしても「なぜ外れたか」を分析できます。
この「分析できるかどうか」が成長のスピードを決めます。
具体的な狙いの立て方
- 練習場でターゲットを決める癖をつける
ただ打つのではなく「50ヤード看板の右」など具体的に狙いましょう。 - コースでは必ずターゲットを言葉にする
心の中で「杭の右」や「バンカー左端」とつぶやくだけで集中力が高まります。 - 結果を振り返る
「狙ったより右に10ヤード外れた」など具体的に記録すれば、次の課題が明確になります。
よくある失敗例と改善法
- 失敗例1:目標を漠然と「フェアウェイの真ん中」としか考えない
→ 改善:フェアウェイの中でも「右の木の左3ヤード」など細かく設定する。 - 失敗例2:外れたときに「ミスだ」で終わってしまう
→ 改善:「なぜ右に出たのか?」を考え、アドレスやスイングを見直す。 - 失敗例3:緊張してターゲットを忘れる
→ 改善:ルーティンに「狙いを確認する動作」を組み込む。
狙いを定めるだけで変わること
狙いを意識することで、集中力が高まり、スイングが自然に丁寧になります。
また「結果を振り返れる」ので、上達のサイクルが早まります。
「とりあえず打つ」をやめ、「必ず狙って打つ」習慣をつけましょう。
これだけでスコアは大きく変わります。

5. ショートゲームを大切にする【寄せとパットがスコアの半分】
スコアの半分はグリーン周り
初心者が一番軽視しがちなのがショートゲームです。
練習場ではドライバーやアイアンばかり打って、アプローチやパターはおまけ程度…。
これ、あなたもやっていませんか?
でも実際には、スコアの40%はパット。さらに残り30ヤード以内のアプローチが結果を大きく左右します。
例を考えてみましょう。
- 残り30ヤード → しっかり寄せて2パット → ボギー
- 同じ場面でトップ・ダフリ → 3オン3パット → ダブルボギー
たった1打の違いですが、これが18ホール積み重なると大きな差になります。
実践チェックリスト
- 練習時間の半分をアプローチとパターに使う
- 自宅で毎日パター練習をする(3分でもOK)
- 「1パット狙い」ではなく「確実に2パット」を意識する
パター練習の工夫
- 1mのショートパットを毎日繰り返す
→ メンタルが安定し、外さなくなります。 - 距離感を養う練習
→ 3m、5m、10mと距離を変えて打ち、感覚を磨く。 - カップインではなく「50cmオーバー」を意識
→ カップに届かせる習慣がつき、ショートミスが減ります。
アプローチ練習の工夫
- 素振りで芝の感触を確かめる
- 「ピッチ&ラン」を基本にする(転がす方が安全)
- 番手を変えてキャリーとランの比率を体感する
ショートゲームを大切にすることで、スコアは一気に安定します。
100切りを目指すなら、ドライバーよりもまず「寄せとパット」に時間を割きましょう。

まとめ【100切りは誰でもできる】
ここまで、100切りに向けて大切なことを5つ紹介してきました。
- アドレスを見直す ― 方向性を整えるだけでショットの精度は大きく向上します。
- ボギーをパーだと考える ― 欲張らず、メンタルを安定させることがスコアを守ります。
- ドライバーにこだわらない ― 刻む勇気が大叩きを防ぎ、結果的に攻めのゴルフになります。
- 毎回狙いを決めて打つ ― 曖昧なショットをなくし、学びを積み重ねることが上達への最短ルートです。
- ショートゲームを大切にする ― 最後の数打を丁寧に処理することが、スコアを左右します。
これらはどれも「特別な才能」や「難しい理論」が必要なものではありません。
ほんの少し意識を変えて、基本を大切にするだけで十分に効果が出ます。
「自分には無理」と思う必要はまったくありません。
むしろ、この記事をここまで読み進めてくださったあなたなら、すでに「100切りへの一歩」を踏み出しているのです。
100切りは「一部の限られた人」だけのものではなく、誰にでも達成できる現実的な目標 です。
ゴルフはシンプルなスポーツです。余計なことを増やすよりも、むしろ余計なことを「やめる」ことが重要です。
狙いを定め、欲張らず、基本を徹底する。
これだけで、あなたのゴルフは確実に変わります。
ぜひ次のラウンドで、この5つのうちどれか一つでもいいので試してみてください。
きっとスコアに小さな変化が現れるはずです。
そしてその小さな変化が積み重なり、気づけばあなたは「100切り」という大きな目標を達成しています。
ゴルフは結果も大事ですが、その過程を楽しむことも同じくらい大切です。
今日の学びをラウンドで試し、少しずつ前に進んでいく。
その繰り返しこそが、あなたのゴルフライフを豊かにしてくれるでしょう。
100切りは必ずできる。次はあなたの番です。